「離婚が多い地域」には傾向があります。厚生労働省の人口動態統計をもとに、47都道府県の離婚率をランキング形式で整理しました。全国平均との比較や、地域による差の背景もあわせて解説します。
全国の離婚件数は183,814件、離婚率は1.52
厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計(確定数)」によると、2023年の全国の離婚件数は183,814件、離婚率(人口千人あたり)は1.52でした。
単純計算で、1日あたり約500組の夫婦が離婚している計算になります。
都道府県別・離婚率ランキング(2023年)
離婚率が高い順に47都道府県を並べたものが次の表です。
| 順位 | 都道府県 | 離婚率 | 離婚件数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 2.19 | 3,170 |
| 2 | 宮崎県 | 1.74 | 1,796 |
| 3 | 北海道 | 1.71 | 8,629 |
| 4 | 大阪府 | 1.71 | 14,556 |
| 5 | 福岡県 | 1.70 | 8,512 |
| 6 | 和歌山県 | 1.66 | 1,466 |
| 7 | 鹿児島県 | 1.63 | 2,500 |
| 8 | 高知県 | 1.61 | 1,065 |
| 9 | 熊本県 | 1.58 | 2,663 |
| 10 | 香川県 | 1.57 | 1,424 |
| 11 | 大分県 | 1.57 | 1,695 |
| 12 | 兵庫県 | 1.54 | 8,060 |
| 13 | 広島県 | 1.53 | 4,103 |
| 14 | 愛媛県 | 1.53 | 1,953 |
| 15 | 愛知県 | 1.52 | 10,928 |
| 16 | 岡山県 | 1.52 | 2,750 |
| 17 | 三重県 | 1.51 | 2,515 |
| 18 | 埼玉県 | 1.50 | 10,697 |
| 19 | 千葉県 | 1.50 | 9,151 |
| 20 | 群馬県 | 1.50 | 2,751 |
| 21 | 東京都 | 1.49 | 20,016 |
| 22 | 神奈川県 | 1.49 | 13,343 |
| 23 | 茨城県 | 1.49 | 4,078 |
| 24 | 栃木県 | 1.48 | 2,732 |
| 25 | 山口県 | 1.47 | 1,873 |
| 26 | 鳥取県 | 1.47 | 781 |
| 27 | 静岡県 | 1.46 | 5,028 |
| 28 | 福島県 | 1.46 | 2,563 |
| 29 | 佐賀県 | 1.46 | 1,150 |
| 30 | 京都府 | 1.44 | 3,561 |
| 31 | 山梨県 | 1.44 | 1,118 |
| 32 | 長崎県 | 1.43 | 1,788 |
| 33 | 滋賀県 | 1.42 | 1,943 |
| 34 | 青森県 | 1.41 | 1,665 |
| 35 | 宮城県 | 1.40 | 3,138 |
| 36 | 長野県 | 1.40 | 2,748 |
| 37 | 岐阜県 | 1.40 | 2,602 |
| 38 | 徳島県 | 1.39 | 956 |
| 39 | 奈良県 | 1.37 | 1,751 |
| 40 | 岩手県 | 1.29 | 1,488 |
| 41 | 福井県 | 1.29 | 942 |
| 42 | 秋田県 | 1.27 | 1,151 |
| 43 | 島根県 | 1.25 | 799 |
| 44 | 石川県 | 1.24 | 1,356 |
| 45 | 山形県 | 1.20 | 1,223 |
| 46 | 新潟県 | 1.19 | 2,511 |
| 47 | 富山県 | 1.14 | 1,126 |
※離婚率は日本人人口千人あたり。都道府県の区分は「別居する前の住所」による。
離婚率が高い地域の特徴
1位は沖縄県で2.19と、全国平均(1.52)を大きく上回り突出しています。2位以下は宮崎県(1.74)、北海道・大阪府(ともに1.71)、福岡県(1.70)と続きます。
上位には九州・沖縄地方(宮崎・福岡・鹿児島・熊本・大分)が多く入っているのが特徴です。また大都市圏では大阪府が比較的高い一方、東京都は1.49と全国平均をやや下回っています。
離婚率が低いのは北陸地方
最も低いのは富山県の1.14で、次いで新潟県(1.19)、山形県(1.20)、石川県(1.24)、島根県(1.25)と続きます。
富山・新潟・石川と北陸の県が下位に集まっており、三世代同居率の高さや地域コミュニティの結びつきの強さとの関連が指摘されることがあります。ただしこれらは統計上の相関であり、因果関係が証明されているわけではありません。
離婚率のデータをどう読むべきか
ひとつ注意点があります。離婚率が高い=浮気が多い、ということではありません。離婚の理由は性格の不一致、経済的な問題、暴力など多岐にわたり、不貞行為はそのうちのひとつにすぎません。
また離婚率には、その地域の年齢構成や再婚率、経済状況など複数の要因が影響します。「◯◯県は浮気が多い地域だ」といった読み方は適切ではありません。
データとして言えるのは、夫婦関係の問題が離婚という形で表面化する頻度に、地域差があるということです。
離婚を考えるとき、証拠が必要になる場面
離婚に至る過程で不貞行為が関係している場合、慰謝料請求や離婚条件の交渉において証拠の有無が結果を大きく左右します。
どのような証拠が有効かは不倫の慰謝料請求に必要な証拠で、実際の調査の進め方は探偵に依頼する流れで解説しています。お住まいの地域から探す場合は都道府県別ガイドもご覧ください。
まとめ
2023年の全国離婚率は1.52。最も高い沖縄県(2.19)と最も低い富山県(1.14)では約1.9倍の差があります。九州・沖縄が高く、北陸が低いという地域傾向が見られました。
ただし離婚率の高低と浮気の発生率は別の問題です。数字は地域の傾向を知る参考として捉えてください。
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